チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

年齢を重ねたからか状況のせいか

この何年か、じわりじわりと体重が増えている。
明らかに年齢によるものだと思うし、両親を見ていても私には年をとって痩せていく未来はないのだな、というのは何十年も前から思っていたことなので自分では現実を受け入れている。

しかし受け入れられないのがタイ人のオット。
知り合ってから私の体型が徐々に変わっていくことに不満を漏らしていた。
私だって望んで増量しているわけではないし、不健康な食生活の結果の増量ではないのにそれを理解しないというか高望みをするというか。

一昨年の夏、チェンマイにいたときに体調を崩して急に痩せたことがある。
でもそれは体調不良で痩せたというよりは、体調不良を自覚したので胃腸を休めたくて食事の量を減らし、急激だけれど必然的に痩せていったということ。それでも私はもともと体力があったほうだし、それまでの年単位で積み重ねられた増量分が1カ月で半分以上戻ったくらいの減量だったのでそれほど困ることはなかった。それどころか、きつくなってきていた服がまた普通に着られるようになった、くらいな感じ。
その状態で何ヵ月か過ごしていたのだけど、新型コロナウイルスの報道を知って意識的に栄養を摂るようにしていたら体重が戻ってきた。

そして日本の実家に転がり込んで10カ月。
母は大家族で育ったので大皿料理が多く、今は3人で暮らしているのにその癖が抜けない。大量に作った料理を何日間も食卓に並べ、食べきれなければ捨てる。それがわかっているので、捨ててしまうのは忍びないな、と思って食べると自分の身体の一部になってしまう。
いちばん良いのは料理を作る量を減らす(というか人数に見合った量にする)ことだけど、母の長年の習慣は変えられない。
そんな家庭で1日3食きちんと食べているので体重が落ちる要素がない。
それでもコロナ禍が落ち着く気配がないので感染リスクは常にあるわけで、感染してしまったら基礎体力が勝負。体力維持のために痩せるわけにはいかない。

ということで、体重も高止まり。

最近になってオットは『とにかく健康には気をつけて、コロナに感染しないこと。また自由に渡航できるようになればチェンマイで一緒に運動(オットはジョギング、私はウォーキング)すればいいんだから』と言うようになった。
果たしてこの変化は、オットが年齢とともに角がとれて物事の許容範囲が広がったのか、コロナ禍で価値観が変わったのか、それともオットの娘の無駄な肥満が目も当てられない状態になって私のことをとやかく言えなくなったのか・・・。

私としては、オットの小言から解放されるのなら理由は何でもよいのだけど。

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