どうやらタイでは土日の夜にそれぞれ1時間ほど過去のNHKの連続ドラマ『まれ』を放送しているようで、オットはそれにハマっている。(つまり、1週間で8話見られる。)
主人公を演じている土屋太鳳さんがかわいくて演技もうまいし、タイ語音声に切り替えてもそちらの声優さんの声もかわいいからついつい見ちゃうのだそうで。
それで昨夜はまれちゃんが能登に帰るとか帰らないとかの話だったそうなのだけど、オットは『能登』が初耳で意味がわからず、でもまれちゃんの故郷の名前なんだな、ということは想像できてテレビを見ていたのだとか。
私はあのドラマを1度も見たことがないのでどのようなシーンが出てくるのかもわからないし、どこでロケが行われたのかもわからないのだけど、オットの話によると桜木町の観覧車が映るらしい。
オットは私と知り合う前にその観覧車に乗ったり中華街を訪れたりしたことがあり、自分の思い出と被るところがあるのでドラマにものめり込んでいるのだろう。
私はずいぶん昔にその観覧車の近くの店舗でアルバイトをしていたことがあったし、あの近辺には何かにつけて足を運ぶこともあったので、オットの頼りなげな説明でもなんとなく景色を想像することができた。
あれからエッグベネディクトだのパンケーキだのタピオカだのといろいろなブームが来ては去り、来ては去り、でいろいろな変化があったけれど、去年は横浜市庁舎がそのあたりに移転して新しいエリアができたので、コロナが落ち着いたらオットに日本に来てもらって、あのへんをゆっくり散歩したいなぁ、と思う。
でも、その頃になれば残念だけど『まれ』は日本人の中でかなり影が薄れてしまっていると思うけど。今ですら『ああぁぁ、そういえばあったねぇ』な感じだと思うので。