チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

買わなくてよかった

ヨリミチ実家、先月の初めだったか水道の検針員が来たときに、前月に比べて水道の使用量が多いと知らせてくれた。
以前もこういうことがあったのだけど、それは妹の里帰り出産だったり甥姪が夏休みに来ていたりして、確実に人数が増えていたのでそれによる水道使用量の増加だった。
しかし今回は思い当たるふしもなく、むしろ減っていてもいいくらいの生活パターンだったので翌日にいつもの工事屋に来てもらった。

するとメーター近くの地中に埋まっている部分から僅かずつ水漏れをしていることがわかり、その水道管は35年くらい前に取り付けたものだったのでそこだけ応急処置をしても全体的に劣化が進んでいるはずだから、別の箇所でもそのうちに不具合が出るかもしれない、なんていうことを説明され、仮にそれがセールスの手口だったとしても全体的な劣化は普通に考えても想像のできることだったので、家中の蛇口に繋がっているパイプをリニューアルすることにした。
それで温水は給湯器がある都合で今までと同じルートを使い、普通の水は新たなパイプを設置して、個々のルートを独立されるかたちになった。(旧スタイルではあるところまでは共通の管を使い、家の壁の中でルートを分けて蛇口に繋いでいた。)
そんな工事をしたものだから、台所と風呂場の蛇口も新しくして、シャワーヘッドとホースも新しくなった。

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実は台所の蛇口は先のところが錆びていて手が当たったりしたら怪我をしそうだったので年末にホームセンターかどこかで蛇口を買ってきて交換しようと思っていた。だけどその前に漏水が発覚して工事のついでに(なのか?)蛇口も交換されたので、私の企みはありがたい空振りになった。
そしてどうせホームセンターに行くのならシャワーヘッドも新しいのを買いたいな、と思っていて、こういうのを夢見ていた。

こんなのとか、


こんなのとか。


しかしこれも工事と同時にシャワーヘッドが交換されたため、買う必要がなくなった。

風呂場に繋がるパイプの工事はシャワーヘッド等の交換も含まれている前提になっていたようで、だけど親としては『頼みもしないのに勝手にシャワーヘッドを替えられた』という気分だった。
というのは以前のものは仕様が古いし、付けた当時の標準的なものだったので、ヘッドが小さかった。でもヨリミチ一家はそれを35年使ってきたわけで、親はすっかりそれに慣れてしまってそれが『標準』だった。大きなヘッドだとお湯が広がって出るので体にかかる圧が低くなるのが不満だそうで。そして季節柄というのか、細かいしぶきが飛び散ると、それが冷たくなるので身体が冷える(感じがする)のだ。それでああだこうだと文句を言っていた。

なので工事をして3日目くらいに工事屋に電話をして、他のことでも修正があったので来てもらったのだけど、シャワーヘッドの件では解決策が出ず。
結局、親が『それじゃあ慣れるように頑張ります』ということになった。親が『頑張る宣言』をする前に工事屋からは再度シャワーヘッドを替えるか(それだって納得いくものと出会えるかわからない)、浴室暖房を取り付けるか、という話をされたので。
私としては親が高齢になったのですぐに新しい物に慣れることができないだけだろうから、しばらく使っているうちに慣れてしまうのではないかと思っていたのだけど。

それから1カ月が経とうとしているが、今ではすっかりあのシャワーヘッドにも慣れたようで、水圧が弱いとか寒いとか言わなくなった。それともまだ我慢しているのか・・・?

でも、あの水道管工事がなくて私が勝手にシャワーヘッドを交換していたら、私が悪者になって、居候の立場なのに居場所がなくなるところだった。先走ってシャワーヘッドを買わなくてよかったー。

とりあえず今は、実家の風呂場の窓がそこそこ広くて特に夜は結構冷えるので、つっぱり棒とビニールシートか何かで防寒できないかな、と妄想している。

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