チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

知り合いが感染してしまった

新型コロナウイルス、日本では感染者数が高止まりで推移しており、それと関係あるのかないのか、知り合いが夫婦揃って感染者となってしまった。
↓参考までに、推移のグラフ
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ご夫妻は大都市部に住んではいないけれど、男性は外出に関してはコロナウイルスの流行前とあまり変わらない状態で(本人としてはあれもこれも我慢したと言うかもしれないが)、出張だの旅行だのと日本全国に出掛けていた。
男性は糖尿病や呼吸器系の持病がある人で、外出するときにはマスクを着用していたし、きっとアルコール消毒なども積極的にしていたと思うのだけど、積極的に経済にも貢献していた。
それで『自分が感染したら、そのときはそのときだ』のようなことを言っていて、この先も仕事の打ち合わせやプライベートの予定を入れていた。
女性は普段は遠出をしていなかったようだけど、男性の旅行には同行し、おしどり夫婦そのものだった。

最初に体調の変化に気がついたのは女性のほうで、でも男性によると『うちのは病は気から、ってパターンが多くて』ということで、たしかに今まで『なんとなく不調』ということがしばしばあった。だけど今は世間がこのような状態なので、微熱がしばらく続いた時点で発熱外来を受診したのだそう。すると翌日に陽性判定が出て、濃厚接触者である男性は外出禁止となった。女性は入院先調整のためか、自宅療養。
その翌日の予定は女性の入院と男性のPCR検査。
男性は発熱や自覚症状がなかったので、女性が検査を受けたときには検査対象にはならなかったのだ。
だけどこのご夫妻は2人暮らしだし、関係は良好なので、在宅中に別々の部屋にいることはあまりないと思う。それでも女性の陽性判定が出るまでは自宅待機のみ。男性としては女性が陽性なら自分が移す以外の感染ルートは考えられないと言っていた。そういう行動パターンで、外出時間が短い人が明らかな症状を訴えているのに、無症状の同居人が検査を受けるまでに2日の時間を要していた。

女性は陽性判定の翌日に医療機関から専用車がやって来て入院という運びになった。
その後、男性は自宅でPCR検査。
数時間後に結果が出て、予想どおりの陽性。
自覚症状はないものの、医者からみた身体状況は男性のほうが高リスクで急変の可能性もあるということで、即刻入院となった。しかも女性とは別の、高度医療の設備がある病院に。
女性の陽性がわかったときに、男性は自分の荷物もまとめていたので準備は早かったのだけど・・・。
せめて夫婦で同室に入院できればいいな、と思っていたのだけど、無症状で後から陽性が判明した人のほうが要注意人物だったとは。

男性は、女性が家を出てから自分の検査をするまでにしばらく時間が空き、その間に仕事の引き継ぎ案件や万が一のことが起こった場合の書き置きなどを作成したらしい。そして自分が入院となった場合はパソコンを持ち込んで仕事もするぞー!と意気込んでいた。
が、しかし女性が入院となれば最悪の場合は今生の別れとなるわけで、それを思っては弱気になっていた。そして『我々は良い夫婦だったなぁ』とも回顧。

私が思うに、女性は個人ができる限りの予防対策をしていたのに男性はあちらこちらに出歩いて、女性を旅行に付き合わせた。女性の本心はわからないが、コロナのことを考えると本当は行きたくないけど男性ひとりが感染者となるよりは夫婦でリスクを負うほうがある意味で気持ちが楽だと思えたのかもしれない。それか、夫婦として運命共同体を覚悟したのか。
どうも私は女性が犠牲になったように思えてならない。それなのに男性は女性が病院からの迎えの車に乗ってからほどなく、既に寂しくてたまらないとか、最短で2週間、長ければそれ以上も離ればなれなんだ、とか、俺たちは良い夫婦だったなぁ、と感傷的になっていた。

その気持ちもわからないではないが、コロナというのは未だそういう病気なのだから、夫婦のどちらかが、若しくは家族の誰かが隔離入院になってしまったらそれが永遠の別れになるかもしれない。お見舞いにも行けないし、場合によっては次に会うのは魂の抜けた身体どころか壺に入れられた骨の状態かもしれない。
それがあるから親と同居中の私は極力外出を避けている。

今までその男性にそれとなくそういうことを言っていたのだけど結局伝わらず、夫婦揃って感染者となってしまった。

こうなってしまったらご夫妻を励まし、応援するしかない。
一旦感染すれば、基本的には完治してから退院することになるのだろうから、2人揃って無事に帰宅できることを祈るしかない。
その頃には治療薬やワクチンの開発が更に進んでいることも願って。

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