チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

祈りは届かず

オットが先日、知り合いのお父さんが亡くなったということでお葬式に行ってきた。
半失業中で時間はあるので行くことは構わないのだけど、行けばお香典を出すことになり、そのちょっとした金額が今は痛い。
タイにも通夜振舞いのような習慣があって、お寺の敷地内で食事を用意してあるのでそれをいただけるのだけど、このコロナ禍なので1人前ずつのお弁当形式になっているのではないかと思っていたら従来どおりの大皿やバットからの取り分けスタイルで、用心深いオットはペットボトルの水だけいただいて帰ってきた。
途中で市場に立ち寄り、ご飯とちょっとしたおかずも買って。

家に戻ってポストを見ると、何やら郵便物が。

それは・・・恐るべき、国際郵便の課税のお知らせ通知。

この仕事がない時期に、しかもお香典という突発的な出費があった直後に、そんなお知らせ。
しかも1200バーツ近くも。

EMSの番号を検索してみたら、茨城県に住んでいるオットの友達(日本人)からの荷物のよう。
この人は律儀にオットの誕生日にプレゼントを送ってくれるのだけど、昨年も一昨年も受け取り時の課税があった。それを遠回しに迷惑だと伝えたのだけど、うまく伝わっていないのか、何なのか。
きっと今回はクリスマスか新年のご挨拶ということで、収入の乏しいであろうオットを気使って何かを送ってくれたのだとは思うけど、それなら送る前に相談してくれればいいものを。

『課税のお知らせ』には内容物や差出人について書かれていない。つまり、現金を払いに郵便局に出向かない限り、それが誰からの何なのかわからないシステムなので、受け取り人としてはある意味大きな賭けなのだ。
もしかしたら必要ではない物、ほしくない物にお金を払わなくてはならないのだから。
だけど1200バーツほどの支出は決まったも同然なのだから、せめてその金額に納得できる何か(具体的には食料品)であってほしい。こちらとしては、ただ祈るしかない。

それが先週までの話。

週が明けて今日、オットは荷物を受け取りに指定された郵便局に行ってきた。
すると、それはやはり想像していた人からの郵便物で、今年の夏にも荷物を受け取っていて、そのときはたまたま非課税。
もしかしたらそれで味をしめて(?)、また荷物を送ってくれたのかもしれない。
前回のときにオットはお礼の電話をして、今年に入ってから電話番号を変えたことを伝え、更にその人が伝票に書いたオットの古い電話番号の数字がひとつ間違っているということも付け加えた。
それなのに今回もまた古い番号を書いていて、間違いも以前のまま。
もう、ダブルでがっかり。
しかも品物を受け取っておいて言うのもナンだけど、この仕事がないときになぜか仕事用(っぽい)バッグとユニクロのシャツ。
バッグも服も、はっきり言って必要なものではない。むしろ使う機会がない。
そういう物に1200バーツ近くの現金を払った。

これからオットは届きましたという連絡を兼ねてお礼のLINEメッセージを送ると言っていたけれど、自分(オット)が送る前に私に『先方にひとことメッセージを送ってほしい』と言っている。イヤなことがあるときは、いつもそう。どうやらこれはタイ人男性のあるあるらしい。
イヤなことは、まず他人に任せる。

なので私はこれから『オットは荷物を受け取ったけれど1200バーツ近くを支払ったこと』『書かれていた電話番号が古いままで、しかも番号がひとつ間違っていること(←どちらにしてもこれは伝えなければならない。)』『今年は満足な収入がないし、この先もきっと状況は好転しないので、課税されるようなものは送らないでほしいこと』などを伝えるメールを荷物の送り主に送らなければならない。

気が重いけど、あちらの意識を変えてもらわないとオットの生活がますます困窮しそうなので、ここは日本人どうしで解決するのが最善なのかもしれないな・・・。

f:id:c-m-yorimichi:20201221161419j:plain
↑オットの友達は一昨年コレを受け取って3000バーツくらい支払った。
カレンダー、タオル、食料品。
オットの場合は1200バーツだから、これよりマシか?!
いや、比べられないな。

PVアクセスランキング にほんブログ村