チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットが言うくらい大きなニュースとは

私のオットはしっかりしているようで案外情報に疎く、スマホでキャッチできるような話題もなぜか自力で捕らえることが少なく、友人からのLINEなどで『え、今そういうことがあるの?!』とか『あぁ、そうなんだ~』というパターンが多い。

そんな人でも今日は『ヨリミチさん、大きなニュースですよ』と言って電話をかけてきた。
それはもちろんここ数日の新型コロナウイルス関連の話題で、メーサイの国境から不法入国(不法帰国というのか?!)したタイ人女性たちに更に複数の感染者が出たということ。
しかも何人かはチェンライ・バンコク(ドンムアン)間の移動は航空機だったとのことで、同じ飛行機を利用した人や同じ時間帯に空港を利用した人やその関係者が大騒ぎしているらしい。
航空機を利用したということは、当然その前後の移動もあるということで、grabの運転手などは本当にお気の毒さまとしか表現のしようがない。

それがオットの言う『大きなニュース』。
まあ、市内で感染者が1人出たことで学校がいくつも休校になってしまうくらいの国民性だし、これまでずっと感染者ゼロの生活をしていたのだから仕方ないかな、とも思う。

ところで、メーサイからの入国後になぜ国が入国者に課している14日間の隔離をしなかったのか、これを罪に問うべきなのではないかという意見があるが、そもそもメーサイの国境は閉じられていて摂理上は入国者ゼロの場所なのだから、そこに隔離宿泊施設など必要ない。
なので14日間の隔離を拒否したとか無視したという罪で責めることはできないと思う。
仮に『入国した町に隔離施設がなかったので飛行機や長距離バスでバンコクに向かって、そこで宿泊施設に入るつもりでした』と言われたらどうなるのか。
まあ、そんなこと言われたところでそもそもが不法入国だし、感染の可能性がありながらも移動することによって他者を危険に晒したのだから、それだけで充分罪に問われるのではないだろうか。

また、メーソットの闇国境(正式な国境ではないが、行き来できる道がある)から入国(帰国)した女性たちも法律違反で逮捕されている。
なぜ逮捕に至ったのかというと、その闇国境の通過の様子を本人がフェイスブックにあげていたから。
その報道を知って『タイの夜の蝶の脳みそはそんなにお粗末なんだ』と発言していた人がいた。だけどタイではそういう職業の人がその程度のネットリテラシーなのではなくて、かなり広範囲の人がインターネットに関してはそんな感じだと思う。
数年前の、前国王が病床にあられた頃、ご回復を祈るためのイベントとして賛同者を募ったり、その後に国王が崩御された後も服喪の気持ちを表すシャツの販売があったときに、フェイスブックなどのコメント欄に続々と氏名・住所・電話番号が記入された。
国王を思う気持ちでの行為だからといっても、さすがにそれはどうなの?と思った。だけどタイ人たちは『何?』という感じだった。
オットの前妻も娘の大学からの成績表をスマホで撮影してそのままフェイスブックにあげていたし。公開範囲の制限なしで。もちろん大学名、学部、氏名がまるわかり。
一応前妻は学校の教諭なのだけど、教諭でもソレかと思ったら、なんだかいろいろ残念になってきた。

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