私の身体はそこそこ頑丈にできているようでそれほど深刻な不調ではなかったのだけど、それでも不調を自覚したのは珍しい現象だと思うので自分の記録として記事にする。
3月末にタイから日本に戻り、そのときは世間もコロナウイルス関連で混乱していたので自分の体調にもかなり敏感になっていた。が、風邪をひくでもなく、熱を出すでもなく、そういう面では何事もなく春が過ぎた。
ただ思い出してみれば昨年あたりからか、実家の2階にいるときに耳鳴りがするというか、低くて太い音のようなものを感じるようになった。空間に様々な電波のようなものが発出されている現代では、そういうものを避けて生活するのはほぼ不可能。2階でその音のようなものを感じるということは、その高さを流れている何かをキャッチしているんだろうなぁ、くらいに捉えていた。音のようなものは結構な音量(?)があって、特に布団に入ったとき(周りの生活音がある程度少なくなった状態)にはかなりのボリュームで感じるのだけど、不眠と縁のない私はそれを気にせずに毎晩寝ていた。それは聞こえる日もあれば聞こえない日もあったので、電波(のようなもの)の発出量にも関係あるのかな、なんて思っていた。
実はこの音のようなもの、チェンマイでも感じることがあって、やはりそれは道路に面した部屋で寝るときに感じるので、電線やケーブルを流れているナニかが関係しているのかもしれない。
そして初夏。
相変わらずの耳鳴りはあったのだけど、生活に支障をきたすわけでもなかったので放置。きっと更年期というもののひとつの症状なのかもしれない、と思った。
四十肩(っぽいもの)にはこの何年かで2度ほど遭遇したのだけど、コロナ自粛中にまた似たような症状が。でも軽症。まあこれも更年期だろうと、全てをその3文字で片付けようとしていた。すると、以前と同じような現象が起こった。というのは、肩の痛みや違和感を感じながらも横向きになって寝ているときに、下になっている方の肩関節から体内を伝わって『バキバキバキバキッ』という連続音が頭に響いてきて、それが終わると肩の痛みや違和感から解放されるというもの。そうなったらもう何も不自由はなくなる。不思議なもので、さっきまでの肩の固まった感じは何だったんだろう、という感じ。
このバキバキ音はきっと本当に音として存在するのではなくて、骨や筋の微妙な動きが骨伝導で伝わるから自分だけに大音量で聞こえるのだと思う。最初は何事かと思ってびっくりしたけど、2度目は『待ってました♪』というものに昇格。
肩関節の問題が解決したら、今度は皮膚炎。今年はマスク必須の生活なので、そういうことも原因になっている。私の場合はマスクの繊維の刺激ではなく、マスクをすることによって汗をかくので、その汗に皮膚が負けて炎症を起こしてしまう。多汗は更年期の症状だと言われているけれど、もともと汗かきの私は更年期じゃなくたって夏場はかなりの汗をかく。だけど皮膚炎はきっと更年期にさしかかり、身体の内側がいろいろな変化をしていて、それが外皮の炎症に繋がっているのだろうと思った。
こんなときは去年までなら皮膚科に駆け込んだところなのだけど、今年はそうはいかない。そのクリニックは内科併設なのでコロナが心配。もちろん病院という病院にコロナウイルスが浮遊しているわけではないけれど、完全にゼロという保障はない。取り敢えず手持ちの軟膏や飲み薬を使ってみて、それでもどうしようもなければクリニックに行くことにした。結局、症状が悪くなったのが盆休み前日だったり、仕事のピークで外出できなかったりして、クリニックには行かずに夏が終わってしまった。
その皮膚炎、昨年までは軽症で済んでいた手の甲が猛暑の頃にかなりイヤな感じになり、手の甲から手首にかけて腫れぼったくなって痒みや熱があった。他人の目には気づかれないような症状だったけれど、本人としては不快極まりなかった。今でも少々の名残があるけれど、そろそろ完治しそう。
あとは、体調不良とは違うけど、体重の増加。
日本で暮らしているとき、私はほとんど運動はしない。仕事も通勤なし、2階の自室に上がるだけ。そしてずっと座った姿勢で作業台に向かう。食事は1日3食、間食はほぼなし。
このスタイルで何年も過ごしてきたし、食事の量も変わらないのに体重は順調に増加。これはもう、年齢による基礎代謝の低下以外の何物でもない。以前は買い物やら用事やらで日常的に自転車で出掛けていたのだけど、コロナ禍の今はそれも憚られ、完全に運動不足の体。先日は駅前まで行く坂道でヤバいと思った。
このまま月日が経って閉経を迎えたら骨粗鬆症になって何かの拍子に骨折しそうだわ・・・と危機を感じている。
気づけば耳鳴りも遠ざかって久しいし、暑さがぶり返すこともない。
そろそろ健康診断に行こうかな。
