チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

考えすぎるタイ人

オットが最近の仕事でお客様からのアンケートをいただいた。
そのお客様との仕事は何日間か連続していたのだけど、初日からオットの手応えはイマイチ。仕事を終えて帰ってきても、なんだか機嫌が悪かった。『今日はあんなことがあって、こんなことがあって、こんなふうだったんだよ』のような報告(?)をしてくれるのだけど、ほぼ愚痴。
でもお客様と衝突したとか、相手が怒ってしまったとか、そういう状況ではなさそうだった。
最終日の前日も『明日も仕事だ~。やだよー』のようなことを言っていたので『そんなこと言ったってその人とは一生付き合うわけではないんだし、明日でチェンマイを離れる人なんだからいいじゃない。これで終わるんだから。もしもまたチェンマイに来ることがあって、でもあなたと会いたくなければ他の人を指名するでしょ』と言っておいた。

そして最終日が終了し、アンケートを回収して帰ってきた。心なしか、神経をすり減らして消耗した様子・・・。
で、報告書などを書いてから、不思議そうな表情でこちらにやって来た。
で、『アンケートに very good って書いてある・・・』と。

アンケートには何ヵ所かお客様のコメントを書ける欄があって、その全てに very good と書いてあるというのだ。
結局、苦手意識はオットが勝手に持っていただけで、勝手に気を遣って勝手にあれこれ考えて過剰気味な仕事をしていたために、お客様は『なんだか随分丁寧な仕事をするタイ人だなぁ』と思ったのかもしれない。

それならそれで良いのだけど、ふと思い出したことがある。
昔、何かのCMだったか音楽だったかで、『僕がいつも外国人に I'm fine, thank you という返事をするのは、いつも元気だからではなくて、その返事しか知らないからなのさ』のようなものがあった。
今回のお客様が実は漠然とした不満を抱えながらもコメント欄にどう表現したらよいのかわからなくて、特筆すべきことはなし、ということでとりあえず very good と書いたのか?
でも、アンケート自体は日本語だから、コメント欄にも日本語で書いて構わないものだし。

まあ、今回の件は、オットが苦手なタイプのお客様だったというのではなくて、会ったことのないタイプの人でどう対応するのがベター・ベストなのか掴みきれないうちに仕事が終わってしまったということだろう。

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