チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

タイライオンエアー 往路まとめ

今回の日本・タイの往復は Thai Lion Air
(タイライオンエアー)を使うことにした。
いちばんの理由は料金。
それと、今まで格安航空券を利用したことがなかったのでどういうものか体験してみたかったことと、バンコクドンムアン空港に行ってみたかったからというのもある。

往路は成田→バンコク(ドンムアン空港)→チェンマイ、復路はその逆。
どうやら羽田空港には就航していないらしい。

格安航空券は持ち込み手荷物の重さ、大きさの制限が厳しいが、規定内で収まればかなり安く利用できる。
預け入れ手荷物(大きなスーツケースなど)に関しては各社それぞれの料金表がある。その中でもタイライオンエアーは1キロ単位で料金設定があり、しかもそれほど高くない(2019年10月現在)。私のスーツケース(大)は30キロがギリギリの容量(それ以上重くなるとタイヤが動きづらくなる)なので、そのスーツケースに軽くて嵩張る物をたくさん入れる作戦でいくことにした。
とは言ってもオットからの頼まれ物のジーンズやらチューブの歯みがきやら、長期滞在のための基礎化粧品(化粧水、クリーム、日焼け止め、クレンジング、洗顔料)などで、思ったより軽くならず。
ざっくり詰めたら23キロちょっとだったので、荷物運搬料は25キロ6400円の申し込み・購入をした。この荷物代、搭乗当日にチェックインカウンターでも支払うことができるが、その場合はとんでもなく高額な料金設定で、この重さだと何万円も払うことになるようで。
ちなみに機内持ち込み手荷物は大きさの制限はあるものの、7キロまでOK。ハンドバッグ、パソコンケース、ちょっと大きなバッグ(←30x40x20cm以内)のうち2個まで。なので私はちっちゃめショルダーバッグ(ショルダーベルトを最短にしてハンドバッグ風に持つ)とデイパックを使って合計7キロ以内にした。
他の荷物対策としては、この時期だからできることなのだけど、大きなポケットがついたアウトドア用ジャケットを着て、ポケットの中にいろんな物を詰め込んだ。財布、ペンケース、ハンカチ数枚、ティッシュ、小さな辞書、スマホ、充電ケーブルなど。もちろん不自然ではあるのだけど、男性なら財布やスマホは普段からポケットに入れる人が多いだろうし、そのへんも吟味して(?!)入れる物を厳選した。
衣服はショーツ1枚(本当は2枚穿きたかったのだけど忘れた)、ワイヤーブラ、スポーツブラ、タンクトップ、長袖コットンプルオーバー、Tシャツ、厚手コットンパーカー、薄手ラッシュガードパーカー(オットの物)、薄手アウトドア用ジャケット、ランニングスパッツ、デニムジーンズ、靴下2枚、スニーカーといういでたち。すごくアヤシゲ~。
でもLCCは機内でブランケットを借りるのが有料らしいので、なるべく重ね着して、必要に応じて脱いだり着たりするのが良いかも。

成田発10:30のフライトだったので、8時半前には北ウイングに到着するバスを使った。
空港出発ロビーに入ると、まずタイライオンエアーのカウンターの場所を確認。すでにチェックイン客で長蛇の列。でも列に並ぶ前に預け入れ手荷物の重量チェック。幸い、タイライオンエアーのカウンターがある近くに重さを測れる場所があったので、とりあえずスーツケースを載せる。するとあと何百グラムか余裕があったので、デイパックの中からそのくらいの物を移動させたり、また重さを測ったり。2回くらい繰り返して24.8キロくらいになった。そこでスーツケースに鍵をかけてチェックインの列に並んだ。
LCC特有の事情なのかどうか、カウンター全てに係員がいるわけではなく稼働率が低いことと、なぜか乗客ひとりひとりにかかる時間が長いことで列はなかなか進まず。今まで国際線はレガシーキャリアしか使ったことがない身としては『なぜ?』な状態。この時点で揉めるとしたら座席のことか、荷物のサイズのことか、荷物の料金のことか。しかし遅い理由がわからず終い。

ずいぶん待って、ようやく自分の番がきた。
過去にタイライオンエアーを使った人のブログでは、預け入れ手荷物の事前支払いについてチェックインカウンターでは確認しない(端末でできない?)ので、乗客から言い出さないと『当日料金』を請求される、と書いてあったので、それが本当かどうか確かめたくて私はわざと言及しないでいたら、スーツケースの重さを測って(なぜか此処では25.0キロになった)そのまま荷物札を付けてくれた。つまり、私が25キロ分を事前支払いしていることを把握していたことになる。
そして搭乗券を発券し、搭乗時刻の案内。
チェックイン自体は特に問題なく終わった。

手荷物検査、出国審査は他の航空会社と一緒なので特筆すべきことはない。

搭乗ゲートに着くと、もう搭乗は始まっていたがマイクを使わずに説明しているのでどういった順番で搭乗の案内をしているのかわからず。なんとなく、値段の高い席の人が搭乗口に進んでいるのかな、という感じがした。付近に椅子はあるものの、こんな感じで案内があるものだから遠くの席に座っていたら状況が何もわからず、気付いたら搭乗ゲートが閉められそうなので、なんとなくでき始めた列に並んでおいた。
すると後部座席の乗客が搭乗するよう案内があったので、それに従った。搭乗券をチェックするのはさっきチェックインカウンターにいた人たち。LCCは何から何まで最小限で遣り繰りしているのが見てとれた。

機内に入り、自分の座席番号が書いてある荷物入れにデイパックを入れようとしたら、すでに小型スーツケースが入っている。一応隅っこに寄せてあるものの、タイヤがこちら側になっている。人さまの荷物に優しくない置き方~。おそらく荷物は客室乗務員の物なのだけど、もう少し気を遣えよ~、って感じ。
座席はそれほど狭さは感じなかったが、テーブルなどに貼られている注意書きの1行目がマレー語と思われる文字で、2行目が英語。その機材を東京・バンコク間で使うのかー。タイライオンエアーという会社名なのだから、タイ語があるのかと思えば、そうではなかった。

タイライオンエアーは軽食が出るというのを今年の夏に利用した人のブログで読んだ。いわゆる機内食は別料金。これも事前予約しておくと安く抑えられる。機内食にも興味はあったが、軽食があるならいいか、ということで何も頼まず。
離陸後しばらくして『機内食』を購入した人に食事が届けられた。その後、全員に軽食。コッペパンのサンドイッチと飲料水。水のパックは小さいので、水分をたくさん補給したい人は追加購入となる。水、ジュース、酒類などいろいろあるようで。機内の支払いにクレジットカードが使えるかどうかは不明。現金は日本円も使えるようだけど、お釣りはタイバーツらしい。しかも両替レートが悪いので、かなり高い買い物になるみたい。

バンコク到着はドンムアン空港
乗り継ぎ順路にそれほど難しいところはないが、スワンナプーム空港と比べると職員が全体的にのんびりしている感じ。入国審査もカウンター3つのうち1つしか開いていなくて(途中まで2箇所でやっていたのになぜか1つ閉めてしまった)乗客はずっと並んでいるのにお構いなし。

国内線ターミナルは新しそうなお店がたくさん入っていて、食事系は日本のラーメン、中華、韓国料理、パン屋など、ちょっとこじゃれたお店が並んでいた。けど、そんなにお金をかけて食事をしたい気分ではなかったので、いちばん端にあったセブンイレブンでパンと飲み物を購入。

この日はドンムアン空港で6時間くらい過ごさなくてはならなかったのだけど、出発予定便の案内板を見たらタイライオンエアーの最後の3便に何かが書いてある。どうやら遅延らしい。しかしなぜ最後の3便が?本来の離陸時刻が22:20なのに1時間くらい遅れるらしい。まあ、欠航よりはマシなのでひたすら待つしかない。
そんなこんなで空港内を歩き回ってみたけれど、たいして広くないので探索にも飽き、スマホに充電しながら椅子に座って待つことにした。
のちに判ったことなのだけど、3本の遅延は他空港からの到着便の遅れが見込まれていたためのものだった。その到着便を使って運航する便が遅延、ということ。

結局チェンマイ行きの飛行機への搭乗は23時半頃となり、迎えに来てくれるオットにそのように連絡を入れた。

飛行時間は1時間20分ほどでチェンマイに着くのだけど、その間の9割近くは寝てしまって気付けばチェンマイ上空。
空港に到着したら国際線からの乗り継ぎ客は私ひとりだったので、係員がネームボードを掲げて待っていてくれた。
飛行機が停止してからもなぜか機内からはすぐに出られず、しかし荷物はすぐに出されていたようで、ターンテーブルが見える位置で待っていたオットいわく『3回まわってた』らしい。
入国審査はバンコクの乗り継ぎ時にしてあるので、ここでは荷物を受け取ってエックス線か何かの機械に通すだけ・・・と思ったら、スーツケースの伸縮バー側のタイヤ2箇所のゴムが破壊されてる!もう壊滅状態で動かせない。
それをタイライオンエアーの人に伝えたら、『出発前は壊れていなかったのですか?』と聞き返された。もちろんそんな状態であるわけがなく、スーツケースを動かすのに四苦八苦しながら小さな空港内を移動。その様子に、エックス線検査は免除となった。

管理区域から外に出て、ポツーンと1人で待っていたオットと合流。そしてスーツケースの受難のことを伝えて、3人でタイライオンエアーの事務所に向かった。
タイ人どうしの話では、この破損では何の保障もないとのこと。『この状態ではスーツケースをスムーズに引っ張って動かせません』とか言ってみたものの、タイヤの破損に関してはゴムだけでは対象外で、ネジだとかプラスチックパーツだとかも破損していないとお金を出せないという規約らしい。その上、どんなに激しく破損していても、タイライオンエアーでは500バーツが保障の上限なんだとか。
ただ、事前に申し込める保険もあって、299バーツの旅行保険に申し込んであれば、保険会社の検証後に相応額が支払われるとのこと。

実はこのスーツケース、少し前からガタが来ていてそろそろ買い替えようかと思っていたもの。なので破損も時間の問題的なところがあったのだけど、ちょっと粘って航空会社にいろいろ聞いて、ゲットしたのが上の情報。
まあ、LCCだから保障額が安いというのは理解できるし、そういうことを踏まえてLCCを利用すればお互いに WIN - WIN なんじゃないかな、と思う。

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