ある日、日本人とタイ人のコミュニケーション感覚の違いをお互いに受け入れることができず、オットとイヤ～な感じの喧嘩をした。
結論が出ないのはわかっていたけれど、しばらく言い合いをして、同じ部屋にいないほうが良かろうということで私は玄関前の部屋に移動した。オットはキッチンのテーブル付近。
しばらくして、オットが何かガサゴソし始め、いつもよりかなり勢いよく蚊を叩いたようだった。私は洗面所にいたので『バチン!!』という音しか聞こえず、オットは蚊にまで八つ当たりしているのかと思ったら･･･
『電子レンジが壊れた!』という声が。
蚊を叩く音だと思っていたのは電子レンジの破裂音で、オットによると、庫内も光ったらしい。
そして電子レンジはウンともスンとも言わなくなってしまった。
そもそもこの電子レンジ、メーカーもワット数もよくわからない年代物で、5～6年前にもボンッといったので修理に出した。その時点で買い替えると思っていたのにまさかの修理。しかも庫内の天井(?)に穴を開けて部品を交換したようで、穴を塞ぐことなく使っていたのだ。オットはまた修理に出すと言ったのだけど、そこは私が『2000バーツ出すから新しいの買って』と申し出た。修理は数百バーツだろうけど、また穴を広げられたらたまったものではないし、修理したからといって永続的に使えるものでもない。2～3日後に壊れることだって考えられるのだ。
これは喧嘩なんてしている場合じゃなくて、電子レンジを買いに行かなくてはならないということになった。
電子レンジが我々の喧嘩をストップさせてくれた。
しかも天気は雨。普段はバイクで出掛けるが、今日は車で出掛けなさいという天からの思し召しまで。
これは電子レンジを買うしかない!
ということで、家電量販店『ニヨムパーニット』へ。ここは品数は多いが、そんなに安くない。だけどいろいろな物を見たいときには良い場所。商品のデモンストレーションをしていたり、ときどきセールで安くなっている物もあるし。
･･･で、予定にはなかったのだけど、大豆から豆乳を作る調理家電を買ってしまった。たまたまデモンストレーションをやっていて、その豆乳を飲んだオットが『買おう!』と言ったので。金額も999バーツというセール価格。このくらいの金額ならタイ製調理家電を試しに使うという意味ではちょうど良いかもしれない。日本から持ち込んで使うのとタイで買うのとではどちらが都合が良いか気になっていたというのもあるし。
電子レンジはサラッと見ただけでお店を後にした。
その後、家電チェーン店の『POWER BUY』へ。
実はここが本命。やっぱりニヨムパーニットより低価格。電子レンジは買いたいメーカーがだいたい決まっていたのでそれほど悩むこともなく、大きさと値段の折り合いが付いたものをお買い上げ。壊れた電子レンジを撤去した場所に収まるサイズで、望む機能は『温め』だけだし。
そんなわけでSHARPの小ぶりな電子レンジを買って終了。
あとは豆乳メーカーを買ってしまったので、大豆を買いにスーパーマーケットへ。
すると飲料水が普段より安かったので、とりあえず買い物カートに入れた。
そして大豆。
それからなぜか、オットが『電子レンジを見に行こう』と言うので、家電エリアへ。どうやら POWER BUY で安く買ったことを再確認したかったらしい。
電子レンジを見て満足してレジに向かうはずが、なぜか逆方向のパン焼きトースターに向かってしまい、SHARP、エレクトロラックス、フィリップスのどれかを選ぶという流れに。
たしかに、今使っているトースターも結構な年代物でいつまで使えるかわからないというか、私としてはむしろ買い替えたい物だった。
もしかしたら量販店ではもう少し安いのかもしれないけど、トースター自体の値段なんてたかが知れてるし、ということで、ここでお買い上げ。
何日か前に久しぶりに両替したのだけど、それは今日のためだったのか?!というくらい、かなりきれいに現金を使ってしまった。
豆乳メーカー 999バーツ
電子レンジ 1470バーツ
ポップアップトースター 890バーツ
