チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

ウィッ

先日オットとデパートでうろうろしていたときのこと。
私たちは何かを目指して下へ下へと進んで行った。
やはり下を目指している人は他にもいて、4人くらいでまとまってエスカレーターに乗っているような状態になっていた。
そこに途中のフロアからエスカレーターに乗る人が歩いてきて、私たちの前に入るかたちになったので、私とオットはその人の後ろにつくことになった。

すると!
その人はステップまであと1歩というところで急に立ち止まり、スマホを見ている。それまでもスマホを見ながら歩いていたので、着信に気付いて急に止まったというわけではなく、何かを見ながら(または読みながら)エスカレーターに乗ろうとしていて、乗る直前に立ち止まったというわけ。
みるみるうちにエスカレーターに乗ろうとしている人の列は長くなり、私たちの気配に気付いて振り向いた彼女は『ウィッ!』と声をあげた。
ウィッ!というのはタイ人が驚いたときにあげる声で、日本語でいう『うわっ!』のような感じ。
そして彼女はそそくさとエスカレーターに乗り、足早にかけ降り・・・るわけもなく、行儀良くステップに立ち、そのまま下の階まで乗っていった。(よほどの事がない限り、タイ人はエスカレーターでは歩かない。)

日本人だったら『うわっ!』は仕方ないとしても、咄嗟に『あ、すみません』と口をついて出てくると思うのだけど、タイ人は謝らないという性質がこういうところにも出るんだなあ、と思った。

そもそも、エスカレーターに乗ろうとしているのにスマホに夢中って、大人としてどうなの?
自分の家の階段じゃないんだから、立ち止まったら次に何が起こるかくらい想像できるでしょうに。

こういうところにもタイ人の民度の低さが出るんだなぁ、なんて思った。
だけどタイで暮らしたいのなら、こういう場面でも外国人は腹を立ててはいけないんだな。きっと。

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